「十〜十四里木跡」の紹介



 八代市の鳩山を調査しているとき、駐車場の隅に「十四里木跡」という杭があるのに気づきました。そのことを調べてみると、“十四里木”とは、熊本城からの旅路の距離ということがわかりました。つまり、一里は約4kmですから 14×4=52 の計算、熊本城から52kmの距離ということになります。
 熊本城から南下するので“薩摩街道沿い”にあります。その中で八代市には十里木から十四里木があります。上の地図で示していますが、薩摩街道は山側を南下してきて、十里木あたりから西方の八代城の方向に曲がります。十一里木は八代城近くの球磨川沿いにあります。そこは今でも石造りの護岸となっているので“渡し”があったと推測されます。十二里木は肥薩おれんじ鉄道高田駅のそばにあるので、また山沿いとなります。十三里木・十四里木とず〜と山沿いです。そこからの薩摩街道は八代市二見町から内陸部に入り山越えとなります。ここからは赤松太郎・佐敷太郎・津奈木太郎という三太郎の峠が続く難所となるからです。
 それでは、それぞれの“○里木跡”を紹介します。〔クリック〕してください。



















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